プロフィールでも紹介していますが、私は2016年からタイに住んでいます。
最初は国内FX業者が使えなくなり、しょうがなく海外FXを使い始めたのですが、自分なりに色々と調べ、実際に口座を開設し使用しています。
「初心者向け 海外FX業者の選び方」でも説明したとおり、入出金が便利か、手数料が安いか、というのは、海外FX業者を選ぶ上で重要な評価基準のひとつになっています。
これから説明する内容は私が住むタイの話なので、タイに住んでいる方以外にはあまり有用な記事ではないかもしれません。
ですが、このようにタイの国内銀行に対応している海外FX業者は、概して他の国でも同様に、その国のトレーダーに対してより良いサービスを提供すべく、投資したり改善の努力をしていますので、相対的に高い評価を与えられる企業と言えるのではないでしょうか。
タイ以外にお住まいの方も、是非そのような目線でこの記事をご覧ください。
- タイのローカル銀行に対応している海外FX業者
- それぞれの海外FX業者が対応している銀行と入金方法
- グローバル視点で見た時の海外FX業者の評価
タイのローカル銀行に対応している海外FX業者
結論から申し上げると、XM、FBS、HotForex、LAND-FX、iFOREXがタイのローカル銀行の入出金に対応しています。
海外FX | タイ銀行対応 | 対応している銀行 |
---|---|---|
XM | ○ | SCB, KTB, BBL, KBank, Krungsri, TMB |
FXGT | – | |
FBS | ○ | SCB, KTB, BBL, KBank, Krungsri, TMB, GSB, CIMB |
GEMFOREX | – | |
HotForex | ○ | SCB, KTB, BBL, KBank, Krungsri, TMB |
TitanFX | – | |
LAND-FX | ○ | SCB, KTB, BBL, KBank, Krungsri, TMB |
AXIORY | – | |
Tradeview | – | |
iFOREX | ○ | SCB, KTB, BBL, KBank, Krungsri, TMB, GSB, CIMB |
TMGM | – |
タイの主要銀行
タイには以下の銀行があります。
日本のように、いわゆる地銀(地方銀行)というものが存在せず、銀行数はあまり多くありません。
以下のSCBからttb(TMB)までが6大銀行と呼ばれており、海外FX業者によってはさらに追加で数行の銀行に対応しています。
銀行名 | 説明 | 略称 |
---|---|---|
Siam Commercial Bank | サイアム商業銀行 | SCB |
Krungthai Bank | クルンタイ銀行 | KTB |
Bangkok Bank | バンコク銀行 | BBL |
Kasikorn Bank | カシコン銀行 | KBank |
Bank of Ayudhya (Krungsri Bank) | アユタヤ銀行(クルンシィ銀行) | krungsri |
ttb Bank | ttb銀行(旧TMB) | ttb |
Government Saving Bank | GSB銀行 | GSB |
CIMB Bank Thai | CIMB(タイ)銀行 | CIMB |
タイの銀行送金の特徴
タイの銀行送金の特徴として、以下が挙げられます。
- 手数料無料
- 平日、休日問わず24時間対応、即時入金される
- QRコードによるペイメント
これはタイの銀行間送金ネットワークの仕組みによるものですが、日本よりも随分発展しているように感じます。
日本の場合は銀行間送金には全銀ネットワークや日銀ネットを利用しますが、ボトルネックは平日のみ、かつ15時(日銀ネットは16時)までしか稼働しないことです。
一方でタイの銀行間送金は、休日を含め24時間稼働しています。
どういうことかというと、例えば日曜日の深夜に入金処理をしても、即時反映されます。
これは日本の感覚からしたら信じられないことですが、日本でよくある、金曜日の15時を1分でも過ぎてしまうと確認が月曜日以降になってしまう、なんてことは一切ありません。
日本の場合は、GWなどの連休前にそれをやってしまうと、最悪1週間以上、着金しない恐れがあります。
タイだとそういうことは起きません。
それと、QRコードによる送金はかなり便利です。
ATMやインターネットバンキングなどから振り込むには、いちいち振込先口座名などを手入力する必要があり、口座番号を間違えたりすると大変なことになりますが、QRコードの場合には最初から振込先口座等がセットされていますので、間違えることがありません。
画面に必要情報を入力するとQRコードが自動生成されますので、それをモバイルアプリで読み込んで振込実行するだけです。
しかも、送金実行すると、すぐに着金します。とても便利です。
タイの銀行への入金方法
大きく分けると3種類あります。
銀行振込
日本の銀行振込と同じような感じです。
銀行振込を選択すると、振込先の銀行名、口座番号が表示されます。
それをメモしておいてATM等から振り込むか、もしくは銀行のモバイルアプリなどから入金します。
多くの場合、振込明細などのエビデンスをサポートに送付する必要があります。
オンラインバンキング
日本でいうインターネットバンキングです。
オンラインバンキングを選択すると、各海外FX業者の入金画面から、選択した銀行のオンラインバンキングのログイン画面にジャンプします。
自分のユーザーID、パスワードでオンラインバンキング画面に入力すると、海外FXの振込先が自動的にセットされた送金画面が開かれますので、入金額を指定し、振込実行します。
モバイルバンキング(QRコード)
QRコードによる銀行送金で、これが最も簡単で、おすすめです。
モバイルバンキング、もしくはQRコードペイメントを選択すると、入金額を指定した後、QRコードが表示されます。
それをご自身の銀行のモバイルアプリでスキャンすると、送金先や金額が自動的にセットされた画面が開きます。
後は認証コードを入力し、送金実行するだけです。
とても簡単で、かつ間違えることがありません。
タイの銀行への出金方法
出金方法はどの海外FXも同じで、自分の銀行口座情報を入力し、出金依頼をします。
画面はXMのものですが、これは他の業者もほぼ同じです。
銀行を選択し、口座番号、出金額を指定し、出金実行するだけです。
海外FX各社の対応銀行、入金方法
以下が、タイのローカル銀行に対応している海外FX各社の、具体的な対応内容です。
いずれのFX業者も、出金については出金先の口座番号等の情報を指定する方法で同じです。
XM(エックスエム)
XMが対応しているタイのローカル銀行です。
XMは日本でも国内銀行送金に対応していますが、ここタイでも対応しています。
主要行6行とも対応しています。
QRペイメントにも対応しており、とても便利です。
- Siam Commercial Bank (SCB)
- Krungthai Bank (KTB)
- Bangkok Bank (BBL)
- Kasikorn Bank (KBank)
- Bank of Ayudhya (Krungsri)
- ttb Bank (ttb)
- 銀行振込
- オンラインバンキング
- QRコード(モバイルバンキング)
FBS(エフビーエス)
FBSが対応しているタイのローカル銀行です。
FBSは日本では国内銀行に対応できていませんが、タイではタイの銀行に対応できています。
しかも、主要行6行に加え、準大手のGSBとCIMBにも対応しています。
QRペイメントにも対応しており、とても便利です。
- Siam Commercial Bank (SCB)
- Krungthai Bank (KTB)
- Bangkok Bank (BBL)
- Kasikorn Bank (KBank)
- Bank of Ayudhya (Krungsri)
- ttb Bank (ttb)
- Government Saving Bank (GSB)
- CIMB Bank Thai (CIMB)
- 銀行振込
- オンラインバンキング
- QRコード(モバイルバンキング)
HotForex(ホット・フォレックス)
HotForexが対応しているタイのローカル銀行です。
HotForexも日本では国内銀行に対応できていませんが、タイではタイの銀行に対応できています。
主要行6行すべてに対応しています。
QRペイメントにも対応しており、とても便利です。
- Siam Commercial Bank (SCB)
- Krungthai Bank (KTB)
- Bangkok Bank (BBL)
- Kasikorn Bank (KBank)
- Bank of Ayudhya (Krungsri)
- ttb Bank (ttb)
- 銀行振込
- オンラインバンキング
- QRコード(モバイルバンキング)
LAND-FX(ランド・エフエックス)
LAND-FXが対応しているタイのローカル銀行です。
LAND-FXは日本の国内銀行に対応していますが、タイでも対応できていますね。
主要行6行すべてに対応しています。
QRペイメントにも対応しており、とても便利です。
- Siam Commercial Bank (SCB)
- Krungthai Bank (KTB)
- Bangkok Bank (BBL)
- Kasikorn Bank (KBank)
- Bank of Ayudhya (Krungsri)
- ttb Bank (ttb)
- オンラインバンキング
- QRコード(モバイルバンキング)
iFOREX(アイフォレックス)
iFOREXが対応しているタイのローカル銀行です。
iFOREXは日本の国内銀行に対応していますが、タイでも対応できていますね。
主要行6行に加え、GSB、CIMBにも対応できています。
但し、iFOREXはQRペイメントには対応できておらず、オンラインバンキングのみの対応となります。
しかも、表示がタイ語オンリーで、タイ語が読めない方には使い勝手が悪いです。
- Siam Commercial Bank (SCB)
- Krungthai Bank (KTB)
- Bangkok Bank (BBL)
- Kasikorn Bank (KBank)
- Bank of Ayudhya (Krungsri)
- ttb Bank (ttb)
- Government Saving Bank (GSB)
- CIMB Bank Thai (CIMB)
- オンラインバンキング
まとめ
いかがでしたか。
タイは銀行送金だけでなく、キャッシュレス決済もとても浸透しており、かなり便利に生活が遅れます。
FXトレーダーにとっても、入出金手数料が無料で、かつ休日を含めて24時間入出金が可能というのは、かなり大きな恩恵を受けていると思います。
その他、入出金関係については、以下の記事も参考になると思います。
合わせてご覧ください。
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