ビットコインを購入する際には、ほとんどの場合が暗号資産(仮想通貨)取引所を利用すると思います。その際に、どこの取引所を利用するか悩む方も多いのではないでしょうか。
そんな方に、世界で最も人気の暗号資産(仮想通貨)取引所「バイナンス(BAINANCE)」についてご紹介します。
バイナンス登録や口座開設は日本人も使える?禁止?
バイナンス(BAINANCE)に登録や口座開設をするのは、「日本人は禁止されている」という噂や話があります。
一方、ブログなどを見るとバイナンスは日本人でも使っているようです。
本当のところは使えるのでしょうか?禁止されているのでしょうか?
バイナンスは日本の金融庁の認可がない
バイナンス(BAINANCE)は、過去に金融庁の許可なく日本居住者へ向けたサービスを運営したとして、金融庁から警告を受けました。
金融庁の認可を受けた暗号資産(仮想通貨)取引所以外は、日本の居住者に対して営業活動することが禁止されています。
つまり、バイナンス(BAINANCE)は、日本の金融庁の許可(認可)を取っていないため、日本居住者向けのサービスは認められていないのです。
日本人がバイナンスに登録・口座開設することは可能
ただ、認可がなくても、日本人がバイナンス(BAINANCE)に口座開設をしたりサービスを利用することは禁止されていません。
バイナンス自体は、世界中で利用されている信頼できる取引所なので、メリット・デメリットを理解した上で、自己責任で利用するようにしましょう。
バイナンス(BAINANCE)とは?
バイナンスは、2017年7月に設立された比較的新しい海外暗号資産(仮想通貨)取引所です。設立当初は香港が拠点でしたが、中国当局の厳しい規制などもあり、現在はマルタ島が拠点となっています。
バイナンスの取引高は世界最大
海外取引所のため、日本では利用者数は多くはありませんが、世界では知らない暗号資産(仮想通貨)トレーダーはいないほど有名な取引所です。
バイナンスの利用者は、世界で1,000万人以上、24時間取引高ランキングは世界最大、もしくは上位です。取引量が多いので、通貨の流動性が高くなり、約定がスムーズになります。
バイナンスの日本語対応が再開
一時期は、日本語サービスが停止されていましたが、2020年に日本語での対応が復活しました。
わからないことがあった場合にも、日本語で問い合わせをすることができるので、海外取引所は言葉が不安という方でも安心して利用できます。
バイナンスの口座開設はメールアドレスだけでOK!
そして、バイナンスは、1日2BTCまでの出金であれば、本人確認や名前・住所などの登録は不要、メールアドレスとパスワードを設定するだけで、簡単に口座を開設することができるので、すぐに取引を始めることができます。
バイナンス(BAINANCE)のメリット
- 取引通貨が豊富
- 万全なセキュリティ対策
- 手数料が安い
- レバレッジが大きい
- クレジットカードで暗号資産(仮想通貨)を購入できる
- サーバーが強い
取引通貨が豊富
バイナンスの取扱い通貨は、260種類以上、取引通貨ペアは500種類以上あります。あまり知られていないマイナーなアルトコインも多数あります。
国内の暗号資産(仮想通貨)取引所で購入できる通貨は約20種類ですので、その差は歴然です。
また、バイナンスでは、コインの信頼性や将来性などを審査して上場しているので、安心して売買できます。
ちなみに私は、バイナンスでお宝コインを発掘しようと思い、口座を開設しました。
万全なセキュリティ対策
ログインや出金時には2段階認証が行われ、資産管理はデバイスを使用して、安全に保管されています。
また、2019年5月、ハッキングによりビットコインが盗まれる事件がありました。損失は、自社の基金などでカバーしたので、利用者への影響はありませんでした。
この時の対応が、迅速で素晴らしいと話題になり、2019年9月には、国際標準化機構(ISO)が定める基準を満たしたとして、情報セキュリティ認証を受けています。
現在は、従来よりもさらに高いセキュリティ対策が行われています。
手数料が安い
バイナンスは、他の取引所と比較して、取引手数料が安いことも人気の理由です。
入金手数料
入金手数料は無料です。ただし、他の暗号資産(仮想通貨)取引所からバイナンスに送金する際には、送金元の取引所で手数料が必要になることがあります。
取引手数料
取引手数料は、どの通貨でも一律0.1%ですが、バイナンスにはVIP0~VIP9までのユーザーレベルが設定されていて、レベルに応じて手数料の金額が変わります。
ユーザーレベルは、30日間の累積取引量と24時間分のBNB保有量で自動的に計算され、レベルが高くなるほど取引手数料が安くなります。
また、バイナンスが発行する独自トークン「バイナンスコイン(BNB)」を使用して取引手数料を支払うと、手数料が割引になります。
トークンとは、他の暗号資産(仮想通貨)のブロックチェーンを、間借りする形で発行される暗号資産(仮想通貨)のことです。
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | |
割引率 | 50% | 25% | 12.5% | 6.75% | 0% |
割引率は年々半減していき、5年目にはBNBで手数料を支払っても割引はありませんが、他の取引所の取引手数料は0.15%~0.25%なので、0.1%でも安いのです。
さらに、BNBの通貨ペアの取引では、取引手数料が無料になります。
出金手数料
出金手数料は、通貨によって異なります。通貨ごとに出金手数料と最低出金枚数が違います。たとえば、ビットコインの出金手数料は0.0005BTC、最低出金枚数は0.002です。
また、枚数に関係なく、同じ金額の手数料がかかりますので、ある程度まとめて出金したほうがお得です。
出金手数料は、他の取引所と比較すると同等または少し安いくらいです。
レバレッジが大きい
海外の取引所では、基本的にレバレッジが50~100倍と高いのですが、バイナンスでは、最大125倍のレバレッジで取引することが可能です。
ただし、ハイレバレッジはハイリスクハイリターンなので、ご注意下さい。
また、バイナンスはゼロカットシステムが採用されています。
ゼロカットシステムとは、相場の急変などで強制ロスカットが間に合わず、口座残高を超える損失が発生してしまった場合に、取引所がマイナス分を負担してくれる制度です。
口座残高をすべて失うことはあっても、借金になることはありませんし、追証(追加保証金)もありません。
ちなみに、国内取引所のレバレッジは最大2倍まで、ゼロカットシステムは禁止されていますので、証拠金を上回った損失はすべて自己責任(借金)となります。
クレジットカードで暗号資産(仮想通貨)を購入できる
バイナンスでは、ビットコインやイーサリアムなど6種類の暗号資産(仮想通貨)をクレジットカードで購入することができます。
暗号資産(仮想通貨)は、短期間で価格が大きく変化することがあります。
銀行振り込みの場合、営業時間外の入金には時間がかかるため、チャンスを逃してしまう可能性がありますが、クレジットカードなら、買いたいと思ったときにすぐに購入することができます。
VISA・MasterCardに対応で、1回購入するごとに3.5%または10ドルの決済手数料がかかります。
もちろん、クレジットカードのポイントも貯まります。
国内で、クレジットカードが使える暗号資産(仮想通貨)取引所はありません。
サーバーが強い
バイナンスは、世界で1,000万人以上が利用し、毎秒140万件以上の注文が入りますが、サーバーの強度を重視しているため、サーバーはかなり安定しているので、サーバーダウンなどで取引ができなくなったことはほとんどありません。
取引画面の動作は軽く、快適に取引できるので、プロのトレーダーも多く利用されています。
バイナンス(BAINANCE)のデメリット
- 金融庁の許可がない
- 日本円で入出金できない
金融庁の許可がない
初めに説明したように、バイナンスには日本の金融庁の許可がありません。
そのため、バイナンスを利用するには自己責任での利用となります。
つまり、詐欺やハッキング等、何かあっても、金融庁が守ってくれるわけではない点がデメリットとなります。
日本円で入出金できない
取引を開始する際には、日本円を入金することができませんので、国内の取引所やウォレットを利用して、暗号資産(仮想通貨)で入金する必要があります。
しかし、クレジットカードを使うと、日本円で暗号資産(仮想通貨)を購入することができますので、実質は日本円での入金が可能とも言えます。
出金に関しては、日本円を出金することはできませんので、基本的には暗号資産(仮想通貨)で出金することになります。
バイナンス登録や口座開設は日本人も使える?禁止?まとめ
バイナンスでは、2018年の西日本豪雨の際に寄付をするなど、社会に貢献する活動を積極的に行われています。このような活動は、信頼度・好感度が高い理由の一つとも言えます。
海外の取引所は不安だという方もいらっしゃいますが、海外の取引所だからこそ、通貨の取扱い種類が豊富で、レバレッジが大きくてゼロカットシステムがあるなど、国内の取引所にはないメリットがあります。
そして、現在は日本語にも対応しているので、国内の取引所に近い感覚で利用することができます。
また、パソコンだけでなく、スマホアプリにも対応していますので、パソコンを持っていない方や外出先でも気軽に利用することができます。
バイナンスのスマホアプリは、取引画面が見やすく、シンプルで使いやすいと好評です。
最近は、偽物のアプリも出回っています。実際に、個人情報やバイナンスのアカウント情報などを盗まれるという被害がありますので、必ずバイナンスの公式サイトを利用して下さい。