Tradeview(トレードビュー)のストップレベルについて解説します。
ストップレベルが広すぎると、スキャルピングなど細かい値動きで利益を狙いにいくトレーダーには不利になります。
ストップレベルはFXのトレードにおいて重要な要素になりますので、この記事でしっかりと確認してください。
- ストップレベルとは何か
- Tradeviewのストップレベルは広いのか、狭いのか
- Tradeviewのストップレベルの調べ方
- 他の海外FXのストップレベルは
ストップレベルとは
ストップレベルとは、指値注文や逆指値注文をする時、あるいは注文と同時にストップ・ロス(損切り)やテイク・プロフィット(利確、利食い)の設定をする際に、現在の価格から最低限どれぐらい離れていないといけないのか、を表す値幅の制約のことを言います。
例えば、ドル円のトレードで、現在価格が105.00だとします。
ストップレベルが5.0pipsだとすると、買いの注文を入れる際に、テイクプロフィットの設定は5.0pips以上、つまり、105.051以上でないと設定できません。
つまり、注文ができません。
指値/逆指値注文も同じ考えです。
ストップレベル以上の値幅が無いと、注文のエントリーができません。
ストップレベルは各海外FX業者が独自に定義しており、つまりどこの海外FXを使うかによって違ってきます。
ストップレベルは広いほうがいいのか、狭いほうがいいのか
ストップレベルは広いよりは狭いほうが有利です。
例えば、既にエントリーした注文に対して、ストップロスやテイクプロフィットを追加で設定したり、設定してある価格を変更することがあります。
含み損を抱えている場合や、含み益が膨らみある程度利益の確定を確信した場合です。
特に含み損を抱えている場合で、幸いにも価格が戻りつつある時は、せめてできるだけ建値(エントリーした価格)ぐらいまでは引き付けられればと思いますが、ストップレベルが広いと建値よりも離れたところでロスカットせざるを得ないか、或いはプラ転して含み益が出るまで待たないといけないか、になります。
ストップレベルが狭い方が、自由に設定することができ、より有利です。
Tradeviewのストップレベルは広いのか、狭いのか
ずばり、Tradeviewのストップレベルはとても狭いです!
通貨ペア、貴金属はすべてストップレベルはゼロです。
オイルの一部銘柄、株価指数、仮想通貨にはストップレベルが設定されていますが、とても狭いです。
Tradeviewではスキャルピングは禁止されていませんので、ストップレベルゼロを活かし、レンジ相場で細かい値幅を狙いにいくようなトレードにとても向いています。
Tradeviewの主要通貨、商品のストップレベル
Tradeviewにおける、主要通貨ペア(EURUSD、USDJPY、GBPUSD)と、ゴールド(金)のストップレベルです。
仮想通貨、及び株価指数にはスプレッドがありますので、それも補記しています。
仮想通貨、オイル(Crude除く)、貴金属はすべてストップレベルゼロです。
株価指数と仮想通貨にはストップレベルが設定されています。
それでも狭い方ですね。
銘柄 | ストップレベル |
---|---|
EURUSD | 0.0 pips |
USDJPY | 0.0 pips |
GBPUSD | 0.0 pips |
XAUUSD | 0.0 pips |
CRUDEOIL | 1.0 pips |
Dow30 | 3.0 pips |
BTC | 10.0 pips |
Tradeviewのストップレベルの確認方法
Tradeviewのストップレベルは、トレードツールであるメタトレーダー(MT4)から確認できます。
PC版MT4
気配値表示エリアから、ストップレベルを確認したい通貨ペア等を選択し、右クリック→「仕様」を選びます。
すると、選択した通貨ペア等の取引条件の詳細ウィンドウが開かれますが、その中にストップレベルが表示されています。
スマホアプリ版MT4
気配値メニューから、ストップレベルを確認したい通貨ペア等をタップし、「詳細」を選びます。
他にもストップレベルがゼロの海外FXはあるか?
他にも、ストップレベルがゼロの海外FXはあります。
以下が、ストップレベルゼロ、もしくはかなり狭いストップレベルの海外FX業者です。
この中では、iFOREXはスキャルピングを禁止していますので、注意してください。
XM | FBS | TitanFX | Axiory | Tradeview | iFOREX | TMGM | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ストップレベル | 0.0 pips | 0.1 pips | 0.0 pips | 0.0 pips | 0.0 pips | 0.0 pips | 0.0 pips |
スキャルピング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
まとめ
Tradeviewのストップレベルについて解説しました。
Tradeviewではほとんどの商品でストップレベルがゼロですので、リミットや指値注文に制約がありません。
またスキャルピング取引も禁止されていませんので、ストップレベルゼロをうまく活用し、コツコツと利益を積み重ねてください。
\3分で完了!/
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